簡単対策! 3Dプリンター の健康被害リスクを下げる方法

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こんにちは、かけるです。

みなさん知っていますか?

3Dプリンターを普通に使っているだけで健康被害リスクがあることを!

ちゃんと対策していないと自分自身や家族が危険かも?

これを見てしっかり自分や家族の健康を守るために対策をしましょう!

動画で確認したい方はコチラ↓↓

簡単対策! 3Dプリンター みんなやる使い方 で健康被害リスク

DIYではとっても便利な3Dプリンター。。

自分としてはもうなくてはならないものになってしまってます(笑)

こんな形状ほしい!がすぐ叶えられる魔法のアイテム!

FLASHUFORGE Adventure3(3Dプリンター)

FLASHFORGE純正フィラメント

「世界中で売られているそんな製品に危険なんてあるわけない」と
みなさん思っていませんか?

実は、3Dプリンターの販売元も昔からホームページに載せている危険な
ポイントがあるんです。

その危険とは

「ABSプリント時に加熱したフィラメントから放出される有毒ガス」です!

また、比較的安全だと言われていたPLAにも対策が必要だということが
最近の研究で分かってきています!

特に小さいお子さんやペットは体が小さいから
影響も大きくなってくるかもしれません。

簡単な方法で有害物質から家族を守りましょう。

今回紹介する内容のエビデンス

一般的に一番3Dプリンターで使われてるPLAとABSを
プリントした際に放出される物質を測定して、
測定された物質からどんな害があるかを示してる論文になってます。

ULは設計していると難燃性とかの規格でよくお世話になります(笑)

アメリカの州によってはこの規格に通っていないと販売できないところも
あります!

 

どんな物質が出ているのか

放出されている粒子は200種類あったらしいです。

この90%以上が0.1μm以下の極小の粒子「UFP」でした。

また、揮発性物質もあります。特にABSにかなり多いということもわかってます。

がん性が示されているホルムアルデヒドとか

スチレン、カプロラクタムが確認されてます。

論文ではABSとPLAをそれぞれプリント中に放出される粒子に

ラッドの免疫系の細胞と人間の呼吸器系の細胞をさらして、
どんな影響を受けるか調査してます。

同量の粒子にさらされた場合、

ABSよりもPLAの方が毒性が強かったそうです!

従来の説では、ABSは有害なガスが出てPLAは比較的安全だと言われてました。

ちょっと意外な結果でした。

ただ、放出量がABSはPLAに比べてめちゃくちゃ多い!

なので、総合的にはやっぱりABSの方が受ける害が大きいのかなって感じです。

 

どんな健康被害の可能性があるのか

こんな毒性のある微粒子を大量に吸ったらどんな影響があるのか。

密閉した空間で3Dプリンターの横で作業し続けたらどんな影響が出てくるのか。

まず、呼吸器系に障害が出る可能性がある。

血管に取り込まれて体を流れて心臓とか脳など重要な臓器の血管にも
影響が出てくる可能性がある。

 

どう対策すればいいのか

論文で示された対策の4つと自分の提案する対策を紹介します!

換気!

窓をあけて換気扇使って、出てきた粒子を外に排出してあげてください。

稼働中の3Dプリンターには近づかない!

粒子を吸わないためには距離をとることが効果ありです!

3Dプリンターの様子を見ていたくても隣で作業はやめましょう(笑)

できるだけ低いヘッド温度でプリントする!

温度が高ければ高いほど粒子の排出量が多くなることがわかってます。

プリントが失敗しない設定の幅の中で低い温度に調整して使うことが

すごく重要です。

 

安全性の示されたフィラメントを使いましょう!

フィラメントには色を付けるための物質や潤滑をよくするための
添加物が入ってます。

特にABSはそういう混ぜ物の影響が強いということが論文で示されてます。

メーカーに問い合わせると安全データシートを送ってくれます。

安全データシートとは第三者機関で安全性をチェックしたレポートです。

そういうレポートのあるフィラメントを使いましょう。

ここまでが論文で示された提案です。

ここからが自分の提案する対策!

HEPAフィルターを3Dプリンターのケースにつけちゃおう!です!

アメリカにオールソンという3Dプリンターを中に入れる
キャビネットなどを取り扱っている会社があります。

OWLSON 3Dプリンター用空気清浄キャビネット

そのキャビネットにはフィルター付きのファンがついていて
フィルターで放出粒子をキャッチして外に
クリーンな空気を排出するものになってます。

この会社の調べでは、

フィルター付きのケースに入れた場合と入れていない場合で

排出された粒子はフィルター付きのケースに入れた方が
グッと減っています。

 

ここで使っているフィルターがHEPAフィルターというものです。

HEPAフィルターとは、

High Efficiency Particulate Air Filterの略称。
JIS Z 8122(コンタミネーションコントロールに関する主な用語及びその定義について) に、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されてます。

詳しいメカニズムは「3M様のHEPAフィルターメカニズム資料」
下記リンクから確認してほしいです。

粒子状物質の捕集のメカニズム

 

最も吸着しにくい0.3μmの粒子の捕集率が99.9%以上ということは、

今回のような0.1μm以下の粒子についても十分効果があるとわかります。

ぜひ、ご自分のプリンターにもHEPAフィルターを導入してみてください。

フィルターの導入方法については、以下の動画で紹介してます!

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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