定価約80万円という業務用3DプリンターRaise3D Pro2の実力って気になりません?
今回はテストモデルで約6万のadventurer3とRaise3D Pro2を
プロエンジニア歴10年の自分が比較してみました!
動画で確認したい方はコチラ↓↓
Reise3D Pro2 vs Adventurer 3 80万円の 3D プリンター ぶっちゃけどうなん?? 寸法精度なども徹底検証
もくじ
Raise3D Pro2の特徴
価格
定価が80万円くらいです。
さすが業務用(笑)
Adventurer3が6万円以下で買えるのに対して、
やはりけた違い、、、そのお値段の理由もあとから解説します。
ワークサイズ
305mm×305mm×300mm (シングルヘッド造形時)
280mm×305mm×300mm (デュアルヘッド造形時)
なかなかでかいですよね。
Adventurer3のワークサイズが150mm×150mm×150mmなのと
比較すると体積的には8倍!!
このサイズで安定したクオリティの造形が可能です!
デュアルノズル
その名の通り、樹脂を積層する際のノズルが二つ付いています。
何ができるかというと、
下の画像のような、二色刷りができちゃいます!
かわいい!!
一色だと表現できないモノって結構ありますよね。
一色ずつプリントして、あとから組立るのも面倒だったり
不可能だったり。。。
また、一色でモデルを、もう一色でサポートをすることで
下の画像のようにサポート材とモデルの境界がわかりやすく、
水に溶ける材料をサポート材として使うことで
造形してから水につけておくだけ!
サポート材をきれいに取り除くのって結構大変だし時間かかりますよね(笑)
それぞれのノズルが樹脂を出す際に、
もう一つのノズルよりも低い位置に移動することで
横移動の際にノズルをひっかけて造形失敗することを防いでます!
ダイレクト式
ヘッドに樹脂を送るエクストルーダーが直接ついています。
ヒーターのすぐ近くで送り出し機構がついてるので、
めちゃくちゃこしがつよくて硬い材料であったり
TPUとかのやわらかい材料も安定してきれいに造形できます。
TPUでプイプイモルカーを造形したときの動画がコチラ↓↓
低価格3Dプリンター で無理やり柔らか TPU プリント!設定 /方法 /コツすべて //Adventurer3 FLASHFORGE
造形温度
樹脂を溶かすヘッドのところが300℃
樹脂を積み上げるベッドが110℃
このくらい高い温度に上げられるとポリカなどの
工業製品でよく使われる樹脂まできれいに造形できます。
クラウドにつなげる
クラウドにつないで、内臓カメラで造形中の監視もできるし、
モデルを遠隔で送ることもできます。
もちろんUSBなどを使ってデータも送れます。
スタート/ストップも遠隔でできちゃう!
HEPAフィルター付き!
3Dプリンターから出る有害な微粒子を91%吸着してくれる
HEPAフィルターがデフォルトでついています。
健康被害を考えると、クローズドでちゃんとしたフィルターが
ついているのは、ポイント高いところですね。
HEPAフィルターの詳細な説明はコチラ↓↓
簡単対策! 3Dプリンター みんなやる使い方 で健康被害リスク
ただ、PLAで造形するときは蓋開けてねっていう仕様。。。
PLAも最近の研究だと微粒子が出てるってわかってきているので、
対策してほしいところ(笑)
静音性
50㏈以下で動いてくれるらしいです!
いろんなプリンターを使ってきた自分から言わせていただくと、、
めっちゃ静か!!!
Raise3D Pro2を囲んで会話してても気にならないくらい静かでした。
動いてるのか心配になるくらい(笑)
はがすときはスクレーパを使わないと剥がれないくらい
定着がしっかりしてました。
プリントクオリティ
Adventurer3(白い方)と Raise3D Pro2 (赤い方)を比較していきます!
今回比較に使ったモデルはコチラ↓↓
造形条件
プリント条件は以下の感じです。
ノズル温度:210℃
ベッド温度:60℃
積層ピッチ:0.2mm
インフィル:15%
シェル:2層
使ってるフィラメントは
Adventurer3 ↓
FLASHFORGE フィラメント PLA 500g ホワイト
Raise3D Pro2 ↓
「比較なのに、フィラメント合わせないのかよ」という
声も聞こえますが、どちらもそれぞれのメーカー純正フィラメントを
使う方が性能比較っていう面ではフェアかな、ということで!
裏面
まずは、裏面を見てみましょう。
どちらも部分はがれもない、反りもほぼなく同等くらい。
甲乙つけがたいきれいさ!
細い積み上げ形状
全体のクオリティとしては、
糸引きとか、細い柱の積み上げのズレとか
Adventurer3(白)の方が目立ちますね。
Raise3D Pro2(赤)の方がさすが80万って感じ!
ブリッジ
ブリッジも全体的にRaise3D Pro2は、角がきれいですね。
Adventurer3だと、角のところが膨らんでしまってます。
オーバーハング
Raise3D Pro2は50°くらいまで垂れなくきれいにできてますね。
Adventurer3は45°くらいで荒れはじめちゃってますね。
寸法精度
外径10mmの円筒は
Adventurer3が9.96mmで
Raise Pro2が9.93mmと!
6mmの円筒も
Adventurer3が6.07mmで
Raise Pro2が6.02mm
±0.1mmの範囲でできてます。
どちらも素晴らしいですね。
2mmの溝も
Adventurer3が1.96mmで
Raise Pro2が2.05mm
なので、引き分けですね。
Adventurer3、、正直6万円以下でこのクオリティはすごい(笑)
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