スマホ 3Dスキャン対決 結局どれが最強? カメラ vs FaceID vs LiDER

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前から気になっていた3Dスキャンの3つの方法を戦わせてみました。

結局どれがいいって?

今回はそれぞれQloneでカメラ、3D scanner で Face ID、3D scanner App で LiDER のセンサー

を使って検証していくよ!

皆さんの用途に合わせて選んで使ってみてくださいね

 

動画で確認したい方はコチラ↓↓

スマホ 3Dスキャン対決 結局どれが最強? 以外にも?? カメラ vs FaceID vs LiDER

 

Androidの方は!

今回の比較にはiPhone12Proを使用します。

まぁiPhone12Proじゃなくてもできる3Dスキャンの方法が気になる方はコチラ↓↓

【無料!】3Dスキャナー アプリ Qlone / iPhone & android版

 

スキャン対象

カービィのフィギュア(素材的にはゴムっぽい?)と

艶消し塗装TS-46 ライトサンドした木箱のボックス(プラスチック製)

をスキャンしていきます。

3Dスキャンってカメラで物体に反射した光を受けたり

FaceID機能で出したドットの光を物体に反射させて受け取ったり

LiDERだったら、帰ってきた光のラグを検知してたり

全部光を使った原理で形状を読み取ってるんです。

 

なので、余分な反射をなくすと精度が上がるはず。

 

プロは3Dスキャン前に昇華型スプレーをつかうらしい。

昇華ってことなので、

スキャン前に噴いた塗料(個体)が、液体にならずに時間がたつと気体になって

自然に揮発して無くなります。

 

カメラとFaceIDとLiDER の特徴

詳しく知りたい方は前回の記事を確認!

【無料!】3Dスキャナー アプリ Qlone / iPhone & android版

動画はコチラ↓↓

 

カメラ機能の特徴

カメラの場合はandroidをお使いの方でも使えるっていうところと

前回の評価ではiPhone7を使って評価したのですが、処理能力的にギリギリって感じでした。

スキャンしてからモデルに変換するときの待ち時間が結構長かった。

実際につかったアプリがQloneっていうものです。

マーカーシートを使ってスキャンするんですが、

実際には、専用のものをダウンロードしてきて印刷したうえで100均のボードに貼り付けるっていう準備が必要です。

 

FaceIDの特徴

FaceIDの場合は、iPhone10以降の画面側に実装されているセンサーで

目に見えないドットの光を放射してそのドットの間隔を検知することで形状を把握しています。

3Dスキャナーっていうアプリを使っていきます。

 

LiDERの特徴

最近出てきたLiDERっていうiPhone12ProとMaxしか実装されてないですね。

オートフォーカスとかの速度アップ用の背面センサーみたいなんですが、

今回はそれを3Dスキャンに応用したアプリ3d Scanner Appを紹介していきます。

 

スキャン結果比較

撮影風景はこんな感じ。基本的にはカメラを固定してステージを回転させて撮影します。

 

カメラスキャン結果

カメラスキャンの特徴としては水平の平面が苦手で、ぼこッと膨らんじゃう。

水平になるように解析をかけるとこんな感じ。

かなりきれいにスキャンできてますね。

ちなみに、謎機能搭載。AR機能なんですが、スキャンしたモデルを現実に映せます。

カービィだとこうなります。

すごくないですか?!カメラでこのクオリティのスキャンできちゃう。

賢すぎる。

FaceIDスキャン結果

ポイントクラウドスキャンっていうのでとっています。

画面側のセンサーだとこんな感じ。

形状はきれいに計測できてそうだけど、点の集まりって感じ。

LiDERスキャン結果

うん、結構ゆがんでるかな。

カービィもなかなかやばい(笑)

回転させるとあんまりうまく読み取れなかったので、一方向から計測しました。

 

CADでスキャンデータの確認

これらのデータをCADに実際に取り込んで、

どんなデータになっているのか、使えるモデルなのかを確認していきましょう。

カメラのQloneていうアプリを使ったスキャンが段違いできれいでした。

FaceIDのデータも形状はスキャンできてるんですが、

点群のデータになっていてメッシュがつながってないんですね。

このままでは使えないデータですね。

これについてはあとで対策をお話していきます。

カービィの方がこんな感じ。

LiDERはもともとオートフォーカスを早く合わせるためのセンサーなので

中長距離向けって感じですね。至近距離ではあまり意味のないスキャンデータになってしまいます。

 

FaceIDの点群データ対策としては、

撮影時のモードをトゥルーディスプモードっていうのにすれば、ちゃんとメッシュのつながった

データが出てきます。

このモードでも回転したり回り込んだりすると、

処理が追い付かない感じでちゃんとスキャンできてないですね。

部分的に一面だけスキャンしたいときにはこのセンサーがおすすめですね。

 

LiDERも用途が違うだけです。

LiDERが強いのは中距離スキャンがきれいにできるとこです。

部屋の一角とかスキャンできちゃいます。大まかなスキャンはできてます。

 

総評

それぞれ使いどころが違うって感じですが、

総評的には、カメラ機能のQloneってアプリが一番きれいに360°とれるところが

評価高かったです。一番おすすめ。

マーカーはちゃんと置けないんだけど細かくディテールまで取りたいっていう

方はFaceID3Dスキャナーがいいと思います。

中距離+大物のスキャンになったら、LiDERの3d Scanner Appを使っていくのがいいのかなって感じです。

ちゃんとすみわけができてるアプリだと思うので、それぞれのシーンで使えるアプリを選択して利用してみてください。

 

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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