【必見!】FEPフィルムの傷汚れの影響検証 & 交換方法とコツまで全部

1 0
Read Time:58 Second

今回はFEPフィルムの交換!

今日はFEPフィルムの交換方法を紹介していきます!

光造形のレジンバッドの底についているこんなフィルムですね。

これが劣化してきたのでとある実験をしたいなと思って撮ってます。

このフィルムの交換時期の見極めってちょっと難しいよね。

表面がボコボコってしてきたりとか白く濁ってきたりとか!

今回はフィルムの交換のコツっていうところも話しながら

実際に交換しているところを説明しながら紹介していきます。

SK本舗特製国産FEPフィルム

 

動画で確認したい方はコチラ↓↓↓

FEPフィルム の傷汚れの影響検証 & 交換方法とコツまで全部

 

フィルムの汚れって造形に影響するの?

交換する前にちょっとした実験をやっていきましょう。

ソルダーアシストっていう尖った棒でフィルムを傷つけてみます

今回は「かける」っていうふうにひらがなで書いて傷つけてみました。

ちょっとしたチップスなんですけど、このソルダーアシストっていう棒。

FDM機の造形物についている細かいサポートを取るときに結構便利だったりします。

オススメです。

それは置いといて、

フィルムの傷や、へこみ、汚れが造形にどんだけ影響あるのか

ってところをちゃんと今回は検証してみましょう!

 

FEPフィルムの汚れを再現したくてマッキーで絵を描いたんですけど

このフィルム、めっちゃマッキー弾く。

 

光造形の仕組み

光造形って、FEPフィルムとプラットフォームの間にレジンを流して

それを平面的に固めてフィルムから浮かせて剥がすっていう感じで造形していきます。

一層固めて剥がして、また一層固めて剥がして

を繰り返すことで3Dの立体な形状を作っていきます。

そういう感じで作っていくので、

ちゃんとフィルムも付着したものがはがしやすい、

定着しにくい、くっつきにくい!

この機能が重要なのかな。

マッキーのインクもなんか弾きます。

 

っということで、汚しまくって傷つけまくったFEPフィルムはこんな感じ。

いやーどうなるのか期待大。

そういえば最近、SK本舗さんの公式のアンバサダー的な感じに

就任させていただいたんで、SK本舗さんの商品も今後ガンガン紹介していきますね!

SK本舗さんオリジナル商品はコチラ

 

SK本舗特製国産FEPフィルム

影響検証開始!

いつものようにレジンをバットに入れてから

表面の気泡をライターで無くして造形スタート!

できた!

じゃあ印刷したものがこれ!

こんな感じ。

ワークサイズ最大で厚さ5mmぐらいの板を刷ってみました。

ちょっと見づらいんだけど

鏡になってて右から「か」「け」までは反射で見れるかな。

「る」っていうところもちゃんと見えてるね。

やっぱ傷って造形物に影響するんだね。

で裏側。裏側もちゃんと汚れてるね。

マッキーの色がちょっと造形物に移ってしまってますね。

溶け込んでるっていう感じ。

これはこれでなんかいい感じになっているので

個人的にコレ使って作品は作りたいと思いました(笑)

 

FEPフィルムの交換

じゃあFEPフィルムの交換をやっていきましょう。

まず裏側のネジをすべて外していきます。

その時に固まっていないレジンが手に付着してしまう恐れがあるので

ちゃんと手袋して作業してください!

すべて外れたことを確認して、フィルムをガバって取っちゃってください。

そしたら新品のFEPフィルムを準備します。

これ、SK本舗さんの国産のやつですね。

A4判のやつ。

SK本舗特製国産FEPフィルム

ちょっと大きいのでカットしていきます。

A4判のフィルム1枚でHALOT-ONEの場合は2枚分とれるって感じですね。

で今回使ったSK本舗さんのFEPフィルム。

厚みを測定してみたところ、だいたい0.1mmぐらいでした。

他のCrealityさんの公式のフィルムは大体0.15mmぐらいですね。

コンマ5ぐらい厚さが違いました。

今回使うSK本舗さんのフィルムはかなり薄いんですね。

それでも強度は十分っていう印象です。

貼る時にかなり伸びる感じがあって貼りやすい。

やっぱり光を通すものなので、出来るだけのフィルムの影響を受けない方がいい。

つまり、「薄い方がいい」ってことで

高精細、造形クオリティを求める人にはオススメのフィルムになっています。

じゃあ貼っていきましょう。

両側についている保護フィルムを剥がして、枠に乗せていきます。

フィルムを置けたら、その上にもう一枚の枠を乗せる。

爪楊枝のような、先の尖ったもので一点だけ穴を開けます。

穴をあけた点にネジをとめる。この時は仮留めなので軽く締めてください。

ネジが仮留め出来たら、その対角のネジ位置をちょっと引っ張りながら

軽く張った状態でまた穴をあけてネジを締めてください。

同じ要領で四隅全部にネジを仮留めしてあげてください。

そしたらネジがとまっていないところ全部に穴あけてっちゃってください。

あとは、中心から順番にネジを締めていってください。

今回は仮留めじゃないので、ちゃんと締めちゃってOKです!

最後に、仮で締めたネジをもう1回、ちゃんと締めてあげましょう。

ちゃんと太鼓みたいにパーンと張れていたらOK。

あとは、はみ出た部分をカッターとかでカットして完了です。

 

Before & After

じゃあビフォー、こんな感じちょっと白く濁ってる。

アフター、やっぱ新品は全然違うね。

ってことで皆さんも、フィルムにダメージが入ってきたら

造形に影響でちゃう前に交換してみてください。

じゃあまた次の記事でお会いしましょう。

 

この記事を読んだ方におすすめの記事↓↓

高透明レジンが凄すぎた!光造形のワクワクが止まらない//Nova 3D

買わなきゃ損!光造形の面倒を超自動化する黒い箱 // Eibos 3D Oceanus

【おすすめ】3DプリンターS1シリーズEnder-3 S1 Plusのレビュー!

 

アバター画像

About Post Author

kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
Happy
Happy
100 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %