3Dプリンターが爆速化する? Creality Sonic Padの実力を検証!

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今回は皆さんが持っている3Dプリンターの速度が

めちゃくちゃ速くなる『Sonic Pad』っていうタブレットみたいな端末を徹底解説します!

どれくらいスピードが速くなるのか、実際試して確認していきます。

動画で確認したい方はコチラ↓↓↓

3Dプリンターが爆速化する? Creality Sonic Padの実力を検証!

今のところ、技術基準適合外

レビューに行く前にちょっと大事なこと。

この製品実は・・・『技適マーク』がありません。

海外の認証の『FCC』とか『CE』とか、イギリスの『UKCA』は、

全部通ってるっぽいんですけど。。。

日本の『技術基準適合マーク』っていう

『技適』とか言われてる認証のマークが入っていない。

今回の製品、wi-fiで色々通信できるんです。

そういう電波を発する機器の場合は

ちゃんと検査をして、問題ないことが確認できたら

筐体のどこかに『技適マーク』を印字するか、

画面で簡単に見れるようにしなきゃいけないんです。

そこらへんがねないっていうね。

なので、現状でこれは『電波法違反』になってしまう・・・

その違反の対象っていうのは、売る側ではなくて使う側、

電波を発した側であるユーザー側に罰則がある法律です!

ちょっと注意かなってところですね。

メーカーさんの方で今後、技適通す方向で動いてはくれてるみたいです。

今後それ通ったらちゃんと

印字がされるのか、画面の方で表示できるようにされると思います。

法律上、そこらへんの対応ができないっていう方は、

製品の適応を待った方がいいと思います。

中身はこんな感じ

裏のネジを外すと簡単に中を見ることができました。

wi-fiのモジュールとか部品単位で、中の基盤につける部品が

技適に通ってるものを使ってれば

パッと筐体にそのシールとか貼るだけで法律上OKになるんですが・・・

そういう部品は、使ってなさそうですね。

アンテナのパターンがわかるところにあれば

パターンをカットしてアンテナを機能させなくしちゃう

っていう手段もあるんですけど・・・

そこら辺もちょっと見当たらない。

唯一手前に黒い銅線みたいのがちょろんって出てるんですけど

これがちょっとアンテナっぽいんですよね。

法律に適応するには!

違法な状態でレビューするわけにはいかないので

自分の場合は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度っていう

ところの申請を総務省に出した上で使用してます。

一応これは半年間限定で使用できるようになる申請になってます。

しかも更新ができないので半年以内にメーカーの対応がないと使えなくなっちゃう。

対応ない場合は、自己責任でアンテナっぽい導線をカットして

wi-fiの無線の機能をなくして使うっていう対応をしようと思います。

基板の裏側見たけど技適が通ってそうなチップはなさそう。

なので、基板ごとちゃんと認証通してもらって

できたらファームウェアの更新とかで

画面上に技適マークとか認証の番号とかが表示できるようになってくれると

そのまま使えるので嬉しいんです。。。

半年以内に対応してくれることを願ってます。

じゃあレビューやってこう。

印刷速度

まず、印刷速度がどれくらい速くなるのかっていうのが

気になってると思うのでそこから見てもらおうかなと思います。

タイムラプスで同時にスタートした結果、モデルができるまでの時間が段違い!

ベンチー、船を刷ったんですけど

いつも自分が使ってる設定で印刷した方(画像のNormal)が

スライサーの印刷時間が1時間36分という感じですね。

インフィル10%で積層高さが0.2mmずつっていう設定ですね。

で実際に印刷終わったのが1時間45分ぐらい。

Sonic Padはデフォルトの設定だと

印刷ピッチが0.25になってたんですけど

やっぱり条件を合わせたかったんで、そこだけ設定変更して0.2に合わせました。

インフィル10%っていう感じの条件でやって

Curaのスライサーの時間で45~46分ぐらいでした。

で実際にプリント終わったのが54分ぐらいでした!

計算すると印刷時間が半分ぐらいになってるっていう感じですね。

なんでこれ結構すごいと思う。

このベンチーみたいなちっちゃいモデルだと

加速してすぐ止まんなきゃいけないんで

あんまりトップスピードで動いてる時間は少ないと思うんですけど

それでも、それくらいめっちゃ早くなる。

ということで、でかいものを刷るっていう時が一番性能を発揮する!

クッパカーのバトルマシンを刷った時とか。

こういう比較的大きめのものを刷るときは加速して移動してる間

最高速の時間がかなり長いと思うので、より時間の短縮っていうところ

顕著に現れるんじゃないかな。

大きめのものを刷るっていう人はSonic Padめっちゃオススメです。

実際に、設置したらこんな感じ。

自分はどっちかっていうと

ゆっくりでもいいからきれいに印刷したい派

っていう感じではあるんですけど

Sonic Padを使うと印刷品質を下げずにめっちゃね高速で印刷できるらしいので

そこら辺ちょっと期待して詳しく見ていきたいかなというふうに思ってますね。

Sonic Padの特徴

Sonic Padの特徴を説明していきます。

たぶん聞き慣れないワードが出てくると思います・・・

頑張ってください!

普通の3Dプリンターっていうのは

制御プログラム、ファームウェアとか呼ばれてるんですけど

Marlinと呼ばれているプログラムで動いてます。

一方でSonic PadはKlipperというファームウェアで動く形なんですよね。

Klipperって何っていう話ですよね。

Marlinっていうのが今一番世界的に使われているファームウェアです。

90%とか95%とかMarlinだと思います。

Marlinで動いている3Dプリンターとの違いを一言でいうと

Klipperっていうのは、3Dプリンターを動かしている脳みそとは別の

頭のいい脳みそを外部で用意してあげて

そこで複雑な計算をすることによって

モーターの加減速の滑らかにして高速印刷がよりできるようにできる。

モーターを激しく動かすとリンギングって言って細かい振動が

顕著に現れてきてしまって、印刷物の表面が荒れたりするんですけど

そういうリンギングもなくして綺麗に高速で動かすことができる

そういう特徴のあるファームウェアという感じになってます。

従来であれば、3Dプリンターを加速するには

3Dプリンターの外部にRaspberry Piとかちっちゃいコンピューターを

つないで、そのRaspberry PiにKlipperというファームウェアを書かないといけない。

そんな感じで導入がめんどくさかった。

そういう作業に慣れてない方だったら毛嫌いしちゃうような感じでした。

自分も面倒くさいっていう理由で

今まで導入してこなかったっていうところもあるんです!

今回紹介するSonic Padはそのファームウェアとかが

この端末にガバッと入っているので、

Sonic Padを3Dプリンターにつないで設定をするだけで

簡単に3DプリンターにKlipperというファームを導入することができる!

っていう画期的なこういうアイテムになってるっていう感じですね。

Sonic Padのメリット・デメリット

Sonic Padを導入するのにもメリット・デメリット両方ともあるんです。

最高の操作性

元来の方法で3Dプリンターに普通のRaspberry Piとか導入しちゃうと

元々ついている3Dプリンターのタッチパネルで操作ができなくなってしまう。

結構ねめんどくさかったんですけど、

Sonic Padなら結構大き目なタッチパネルが付いてて

グラフィカルなわかりやすいユーザーインターフェースが付いているので

操作感がかなりサクサクです!

実際、Raspberry Piを導入するよりも操作性もかなり良くなって

いいんじゃないかなっていうところが大きなメリットです。

Raspberry Piと変わらない値段

あとね、Sonic PadはRaspberry Piと比べて値段がほとんど変わんないんですよね。

だいたい今現在、AmazonでSonic Padが2万6900円でした。(2023/1現在)

それに比べて、Raspberry Piのスターターキットが

だいたい2万8000円とか。

どちらもAmazonで普通に買えますね。

値段一緒でSonic PadにはKlipperが入ってるしタッチパネルがあるし

みたいな感じで、Sonic Padを選ばない理由がない。。。

っていうぐらいかなりいい製品になってるんですよね。

ヘッドの振動制御

あとのメリットとしては、Sonic Padには加速度センサーというのがついています。

Sonic Padと3Dプリンターのヘッドをケーブルで繋ぐことで

造形中のヘッドの振動を測定して、

振動を和らげる、振動をしない方向の制御をかけることができます!

リンギング、ゴーストとかも言うんですけど

造形物の表面にウロコ状の波うつような本来ない模様ができてしまう現象。

ヘッドが振動することによって造形面が荒れてしまうトラブルを改善してくれる。

イメージ的にはAirPodsとかのノイズキャンセルっぽい感じですね。

振動を測定して、それの逆位相的のそれを打ち消すような制御をかけてあげて

振動をなくすっていう、影響を和らげるみたいなことを

してくれるっていう感じですね。

そこら辺もかなりいいんじゃないかなと思います。

幅広いインポートが可能

あとはSonic Padにはwi-fiがついてる。

同じネットワーク内からしか制御はできないんですけど

wi-fiでデータを飛ばして制御ということもできる。

もちろん有線LANもポートがついてるし

あとType-Aの入り口が色々出てるので、

そこにフラッシュメモリとかブスッて挿して

データを送ったりということもできますね。

無線LANとか有線LAN、あとUSBっていうところも対応してる。

結構幅広いインポートがある。

結構そこら辺もいいかなというふうに思ってます。

同じネットワーク内でしか操作できない

Sonic Padにもデメリットっていうところも一応あるんですよね。

wi-fiで制御できるんですけど

同じネットワーク内、同じwi-fiのネットワーク内でしか操作できないですね。

PCとかのブラウザ上でSonic Padを操作するための

ページ開いて、データのアップロードしたりとか

印刷スタート、キャンセルとかもできるんですけど。。。

そういうのは外部のネットワーク、出先からはできないっていうところ。

ちょっとデメリットかなというふうに思います。

自分はSonic Padを導入する前に

Raspberry Piの端末にOctoPrintっていう制御ソフトウェアを入れていたんです。

OctoPrintの導入について詳しくはこの記事は↓↓

まだだS1!改造 + 周辺設備 18選 // Ender-3 S1 creality

OctoPrintを使えば、外部のネットワークからでも3Dプリンターの操作ができる。

例えば会社の昼休みにデータ作って自宅のプリンターにデータを送って

プリント開始とかできていました。

さらには、ビルド面が確認できるカメラもつけてたので

印刷失敗していたら、出先から止めるというところもできたんです。

Sonic Padはそういう操作ができない。。

今後対応するかもしれないですけど、現状はできないということで

そこら辺がちょっとデメリットかなというところですね。

元々の3Dプリンターのディスプレイは使えなくなる

Sonic Padを3Dプリンターに繋げてしまうと

実際、S1Proとかだとこの画像のようにタッチパネルのユーザーインターフェースが

電源入れても全く使えなくなってしまいます。

必ず使うときはこの端末とプリンター両方とも電源を入れて

Sonic Padからしか操作できなくなります。

プリンター単体では動かなくなっちゃうっていうところも

ちょっとデメリットかな、ちょっと面倒くさいなというところありますね。

まあ、『印刷が速くなる』っていう最強のメリットがあるので、

それを目的として導入を考えている人からしたらデメリットはあまり関係ないですね。

開封&セッティング

実際に、Sonic Padをセッティングして

どんな感じに印刷ができるのかとか

あとインターフェースどんな感じなのかっていうところも

見ていきたいと思います。

じゃあまずは開封からセッティングまでやっていきましょう。

まずシール入ってて本体と取説が入っています。

この取説も中国語と英語のみって感じですね。

日本語はない。

あとケーブル類。

で最後に電源。

ACアダプターと各国の電源のプラグに変換するこんな部品。

本体開けると裏側がこんな感じ。

センサーとか電源とかをつなぐポートがたくさんついている。

じゃあつないでいきましょう。

まずはラズパイにつながってたType-C to Type-Aのもの。

もともとついてたんで自分はこれ使っていきますね。

ちゃんと付属しているものもあるので、持っていない人はこれ使ってね。

これをSonic Padに接続。

で電源のACアダプターも接続。

で電源入れたら初期設定の画面が出てくるので

言語を選んでいきます。これは英語と中国語だけですね。

あとは同意書みたいなのが表示されるので、チェックつけて同意。

タイムゾーンとwi-fi設定したら完了。

タッチパネルで操作感は抜群ですね。サックサク。

設定

実際にプリンターのファームウェアを書き換えるっていうところですね。

実際にやりながら説明していきます。

他社製のプリンターも一応、『Other models』っていうところから

設定ファイルを作れるっぽいです。

そのあたりもちゃんと取説に書いてるので、

気になる人はチェックしてみてください。

CRシリーズとか、Enderシリーズとかお持ちの人は

そこから選択して実際にファームウェアを書き出して

プリンターに入れていくっていう感じですね。

今回はEnderシリーズの『S1 Pro』に入れていくのでS1Proを選択する。

プリンターにつなげ」っていう指示があるので

それで「次へ」押すとここで1つ目の落とし穴

自分はこの操作をしたところ、この画面が出て

「全然繋がんねえじゃん」てなりました。

原因は、1個前の「機種選択」のところ。

「S1 Pro」っていう選択肢が2つあるんだよね。

Ender-3 S1 Proの中にもバージョンがあって

入っているCPUが違うものがあるらしい。。

自分のは、古い方のCPUだった。

どっちのCPUが入ってるかはわからないので、片方選んでうまくつながらなかったら

もう片方を再選択してチャレンジしてみてください。

そしたら「SDカードリーダーを差し込め」っていう風に指示がでます。

リーダーはプリンターに付属してきたものを使ってもいいし

今回、自分は別で購入したものを使ってます。

こんな感じで差し込む。

この時に一点注意

SDカードはちゃんとフォーマットした状態で差し込んでね。

そしたら「このSDカードにファームウェアを書き込んだよ」っていう表示になるので

カードリーダーを引き抜く。

プリンターに入れる。

3Dプリンターの電源を入れる。

しばらく待ってると「ファームウェアがちゃんと書き込めたよ」

っていう表示に変わります。

ちょっと繋がらないという時もあるんですけど、

そこは落ち着いて、少し時間を置いてでまたリスタート

この画面になったらOKです。ちゃんとつながりましたね。

この後は、Sonic Padからの操作がちゃんとできるのかっていう

初期チェックみたいのが始まります。

Sonic Padに表示された指示に従って

ファン回ってたら「回ってるよ!OK」みたいな

そんな感じで進んでいくと接続の設定は完了します。

レベリング

これもねやり直さなきゃいけないので

指示に従って、これもやるだけって感じですね。

いつも通りにコピー用紙を用意して2周ぐらいレベリング調整してあげてください。

パネルをタップすると、その位置にヘッドが移動してくれるので

そんな感じで2、3周ぐらいやったかな。

シビア目に今回はセッティングします。

でそこまで終わったら今度、オートレベリング。

オートセンサーでプラットフォームの斜めり具合&波打ち具合を測定する。

レベリングは完了。

測定結果もこんな感じに表示されます。正直「すげー!」ってなった。

最後にSonic Padを再起動したら、こんな感じで使えるようになります。

ちゃんとね操作できてるし、すごいいい感じです。

今までOctoPrintにつないでいたWebカメラも使いたかったので、

普通にUSBでSonic Padに繋いで、しばらく待っていたら、

最初「繋がんねーなー」ってなってたんですけど

ちょっとね待ってたらちゃんとつながりました。

きっとドライバーとかのインストールに時間かかったのかな。

ちゃんと見られるようになって、webブラウザーから確認できるので

かなり満足です!おすすめ!

表示の遅延もそんなに気になりません。

別部屋からプリンターの状態を確認したいときとか結構良さそうですね。

加速度センサー設置

じゃあ次、ここまで設定して使えるようにはなったんですが

よりスピード早く印刷を綺麗にしたいっていう人は

加速度センサーを設定して、設置する必要があります。

プリンターにくっつける用のブラケットは

3Dのデータが入っているので

それをご自身の3Dプリンターで印刷して用意するっていう感じですね。

じゃあセンサーをヘッドにつける前に

パッドにつけて最初にキャリブレーションしなきゃいけないんで

「Other setting」の中から

アドバンスドオプションズというところを選択します。

「Measuring Resonances」っていうところを選択。

でプリンターの形を選択します。

「ヘッドにセンサーをこの向きでくっつけろ」みたいな指示が来るので

両面テープでペタッとくっつければOK!

共振点計測

そしたら プリンターが、ヘッドが震え始めて共振する周波数を測定してくれます。

やっぱりマシンて震えやすい、振動を受けやすい周波数があるんで

それをずっと周波数下のところからだんだん上げていって計測するって感じですね。

で次、今度ね「ステージの、プラットフォームの上に置け」

っていう指示になります。

なので、そっちに剥がして貼っていく。

こんな感じで貼っつけた。

真ん中付近に指示があったのでそれ通りにやったんですが

プラットフォームを貼ってから差し入れていくの結構めんどくさいんで

別の場所でもいい気はしますね。

そしたらまたNEXT。

で震えだすって感じ。

で測定が全部できたら

センサーを実際ブラケットに固定して完了って感じですね。

ケーブルはこんな感じでタイラップでまとめました。必要ならやってみてね。

ちょっと設定とかとは違うんですが

Sonic Padの設定からIPアドレスを読んで

同じネットワーク内にあるPCのブラウザのURLの欄に貼ってあげると

ユーザーインターフェースが出てきます。

この画面からネットワーク経由で

モデルデータを送ったりプリント開始もできちゃいます。

あとはカメラの映像ももちろん見ることができます。

ここら辺はOctoPrintと結構似てるかなって思います。

スペードアップ設定

じゃあ最後の設定として、スピードアップの設定ですね。

もうちょっとだけ頑張って!

印刷中の画面から設定のところで

スピードアップっていうのはできるんですけど

ちょっとこれだと全然印刷時間が短くならなかったんですよね。

ここもう1個の落とし穴だったりします。

500%までスピードを上げてみたんですがベンチーで15分ぐらいしか

印刷時間が短くならなかった。

色々調べたところ、取説にもこのスピードアップの設定とかは全く書かれていなくて

海外版のCrealityさんのサイトだけでUltimkaerのCura用のプロファイル、

設定が公開されているんですよね。

それに従ってこれをダウンロードしてセッティングするとめちゃくちゃ速くなります。

やり方はダウンロードしたファイルの中にPDFが入っているので、

これの通りに\やるだけっていう感じですね。

ここにも書かれてるんですけどUltimkaerのCura用なんですよね。

なのでCrealityさん用のCrealityさんが改造したCuraには

自分もやってみたんですけど適用できなかったんで

本家のUltimkaerのCuraをダウンロードしてやってみるのがいいかなという感じですね。

セッティングとしてはS1とS1Pro、V2のセッティングが書かれてました。

その他のプリンターをお使いの方は、このS1とかS1Proとかの設定を

1回読み込んでで数値変えるっていう感じで

チャレンジしてみるといいんじゃないかなというふうに思います。

まずはプリンターの設定からプリンターを追加。

ここでCrealityさんのプロファイルではなくて

カスタムプロファイルというところから

0からね設定を作っていくっていう形になります。

普通のCrealityさんのプロファイルからはできないんで注意です。

カスタムFFFプリンターっていうところを

選択してで今回はS1Proを使っていくので自分はプリンター名を「S1Pro」にしました。

ここら辺の数値っていうところは先ほどの資料の方に載っているので

全部その数値を打ち込んで完了って感じですね。

「初めのGコード」とか「終わりのGコード」っていうところも

PDFからねコピペできるので『Ctrl+C』おしてで

それぞれ、最初に打ち込まれていたところを

全選択して消してで貼り付けるっていう感じで設定してみてください。

で次のタブのエクストルーダーっていうところも

さっきのPDFの数値そのまま入れるだけなので、そんなに難しくはないと思います。

これでプリンターの設定は完了。

プリントファイル作成

プリンターの設定が終わったので今度はプリントプロファイルですね。

印刷用の設定を読み込んでいきます。

さっきのプリンターのところの

『管理』っていうところのプロファイルから

取り込みをおしてで ダウンロードしてきた中から

自分のプリンターの中にある

プリンターのフォルダの中にある設定ファイルを選択して完了です。

あとはいつものCuraの使い方と全く一緒ですね。

プロファイル、さっきのやつを選択してスライスすればOKって感じ。

デフォルト設定の積層ピッチ0.25だったら35分でプリントできちゃいます。

すげー。

相性のいいプラットフォーム

最後にプラットフォームの話と

実際の造形物を見てもらいたいかなというふうに思います。

まず普通のPEI。

ツルツル系はちょっとやすっててもきつい。

次テクスチャード。

テクスチャードも途中までは良かったんですが

最後の最後でやっぱ定着負けて剥がれちゃいました。

で最終的にたどり着いたのが

シワなしピットのスティックのりをテクスチャードに塗りまくる』っていう戦法。

温まってからヘッドが来る直前まで我慢して塗る』っていうのがポイント。

のりが完全に乾ききる前にヘッドが一層目を印刷し始めてくれるっていう感じ。

それくらいがちょうどいいかなって思います。

これで定着ばっちり。

プリントクオリティ

じゃあ造形物見てもらいましょう。

右がソニックパッドで爆速で刷ったモデル。

左が普通に1時間45分ぐらいかけて刷ったモデルです。

どうですかね?

若干右の方がちょっと造形荒れてるかな?

っていう感じはあるんですが

半分の時間でやったっていうことを考えるともう全然使えるレベルっていう感じです。

窓のところのブリッジが若干右の方が垂れて荒れてますね。

やっぱりオーバーハングもちょっと苦手気味かな。

船首のところのオーバーハングが荒れてきてるっていう感じですね。

でも45度ぐらいのところは全く問題ないんで

そんなにね気にしなくてもんじゃないかなっていうレベルではあります。

後ろの円柱のところもこんな感じ。

54分で刷り上がったとは全く思えない出来栄え。

他のモデルも見ていきましょう。

自分は自由曲面とか多いフィギュアとかアート系のものはあんまり刷らないので

そういうところのオーバーハングで

ちょっと荒れるぐらいは全然かまわないってかんじですね。

機械部品の機能として問題ないレベルに造形できればOKって人には

十分オススメできる製品だと思います!

ここら辺の45度のオーバーハングとか

直線形だったら全く問題ないぐらい綺麗っていうところで

オーバーハングが若干弱いとはいえ

全く実用レベルで使えるなっていう印象ですね。

サポートがついてたところが

若干 荒れてるっていうところもあるんですが

設定の時点でサポートがつく部分だけスピードゆっくりにしてあげる

とかっていう対応ができるかな。

そこらへんは公開されているプロファイルを

ベースに色々いじってみるのがいいんじゃないかな。

ちなみに最初のレベリングも爆速になります。

ていうところでこの爆速に色々なっちゃうSonic Pad。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

じゃあまた

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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