【第二弾】80万 vs 6万円の3Dプリンター性能比較!テストモデルの出来は?

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どうも、かけるです。

以前、Raise3DとAdventurer3という2つの3Dプリンターの比較をしました。

Raise3D Pro2 80万円の 3D プリンターを徹底評価

 

これの続きって感じです。

まだ前の記事を読んでない!っていう方は、是非リンクからチェックしてきてください!

Raise3Dというプリンターがお値段約80万円

「それと普通の家庭用の6万円くらいで買えるAdventurer3の性能を比較しちゃおう」

っていう結構乱暴な企画です(笑)

 

Raise3Dがどういうプリンターなのかというところは

前回の動画とか見て頂けたらいいかなと思うんですけど、

「Raise3Dの機能を詳しく見せてほしい」というコメントがあったので

今回はですね。テストプリントも含めて実力を詳しく説明しちゃいます!

 

動画で確認したい方はコチラ↓↓

80万 vs 6万円 比較 第2段 Raise3D Pro2 と Adventurer 3 テストモデルを詳細に

 

Raise3Dの簡単な特徴!

Raise3D公式より

そもそもなんですけど、

Raise3Dというのはワークサイズが

Adventurer3と比較して体積的に8倍ある

工業よりの「エンプラ」って呼ばれているポリカとかPETGとかの

強度と耐熱性のあるプラスチックも扱えるすごい3Dプリンターです。

どちらかというとHobbyよりのAdventurer3とは、

対象としているユーザーというか、使用用途が違うんです。

だから、今回比較するテストプリント品の出来だけをみて

単純に優劣はつけられないものなんですけど、

形状にどれくらいの差があるのっていうところを

参考に見てもらえればいいかなというふうに思ってます。

 

比較はそれぞれのメーカー公式フィラメントで!

左の白い方がAdventurer3。赤い方がRaise3Dです。

造形材の樹脂を揃えた比較もやりたいですけど、

メーカー公式のフィラメントの中のPLAで比較していきます。

個人的な意見としては、

公式の樹脂がちゃんと管理されているかというところも

そのプリンターの実力だというふうに思うので

標準のフィラメント同士で

今回は比較していこうかなというふうに思います。

また別の機会に同じ樹脂での性能比較もしていきます!

 

テストプリントの印刷設定

じゃあさっそく、 テストプリント品見ていきましょう。

両方の温度域をヘッド210℃プラットフォーム60℃で統一してますね。

インフィル15%で、積層ピッチ0.2っていう感じにセットしました。

【印刷条件】

 ノズル温度:210℃

 ベッド温度:60℃

 積層ピッチ:0.2mm

 インフィル:15%

 シェル:2層

 

ちなみに温度、積層ピッチ、インフィルの%以外は、

各スライサーのデフォルトの設定にしています。

今回のプリントモデルはコチラ↓↓

All In One 3D Printer test

 

反り

こんな感じで両方とも、反りもなくプリントできました。

定規を裏面に当てても隙間は見えないですね。

 

オーバーハング

で次にオーバーハングですね。

指で触っているところが60°のところですね。

どう見えますかね?

左の白いAdventurer3の方にはちょっと焦げが確認できます。

Adventurer3の方は45°くらいまでは綺麗に積層できていて、

Raise3Dの方は60°ぐらいまできれいに積層できています。

 

文字

じゃあ次はね、文字の部分から解像感っていうところを

見てもらおうかなというふうに思います。

凸の文字を見てみると

右側、Raise3Dの方がかなり細かくてくっきりしてる。

かなりきれいに造形できていますね。

Raise3Dと比較すると、左側のAdventurer3の方は

ちょっと文字が太くなってる、ちょっと潰れているような感じ。

凹で作った文字を見てみると、両方とも同じくらい?

比較的Raise3Dの方が再現度が高いですね。

 

プリントクオリティとしてだいぶ違うところが

ブリッジの四角形のところの角のところですね。

全体的にAdventurer3の方が

丸っこくなってダマみたいな感じになってしまっています。

 

右側のRaise3Dは「さすが」っていう感じの解像感!

Raise3Dの方が全体的に造形がきれいっていう印象があります。

 

ブリッジ

じゃあ、ブリッジテストのところを見てみましょう。

両方とも25mm まできれいに

サポート、支えなしで印刷できているので

ブリッジについては同じくらいの性能を持っていますね。

 

じゃあ次は柱ですね。

左から10mm、20mm、30mmの高さの柱。

Adventurer3は糸引きが目立ちますね。

あと解像感というか

細くなったり太くなったりしているっていうところで

あんまりきれいに積層できていない。

高さの方はっていうと

Adventurer3が29.89mm。

コンマ1mmくらい小さくなっていますね。

ついでに縦横30mmの壁も測ってみると

30.30mm。コンマ3mm長いですね。

もう1軸もコンマ15ぐらい大きいです。

Adventurer3は全体的に少し大きめにできていますが、

誤差レベルですね。素晴らしい出来だと思います。

Raise3Dの方は、高さが29.99mm。

ビッタビタに出てますね。

横方向はコンマ2くらいちょっと大きい

こっちもコンマ2くらい大きいですね。

測ったところ寸法は、誤差レベルで

両方ともいい感じにできてますね。

 

円柱

じゃあ次、円柱ですね。

直径10mmのモデルですが、

まずAdventurer3は、コンマ1くらい大きいですね。

これは8mmの方。これもビタビタですね。

ほぼ綺麗に出てます。寸法通り。

6mmの主柱はビタビタに出てますね。コンマ04mmって感じ。

4mmの方は、コンマ1ぐらい大きいですね。

Raise3Dの方も、円柱いってみましょう。

これは10mmですね。

コンマ1以下の精度で出てます。

次、8mmの円柱ですね。

これもコンマ1以下の精度で出てます。

で次、6mmこれもコンマ1以下の精度で出てます。

最後4mmの円柱もコンマ1以下っていうところですね。

かなり精度いいですね。

Adventurer3と比べても

ちょっとRaise3Dの方が精度が高いって感じですね。

 

じゃあ次は4mm、3mm、2mmの溝ですね。

これめっちゃいいですね。

0.06mm小さいって感じ。

3mmの方も、コンマ1くらいの精度で出るんですね。

2mmの方、最後ですね。

これもかなりいい感じです。

寸法はAdventurer3も十分使えるレベルで精度が出ています。

自分が使う設計では、Adventurer3で問題ないです。

 

Raise3Dの4mmの溝は、コンマ1以下でビタビタ!

Raise3Dの3mmの溝もコンマ1以下

うん、いい感じ。

ビタビタに寸法出ていてくれてめっちゃ素晴らしいですね。

2mmの溝も2mmジャストっていう感じです。

寸法精度的には、Raise3Dの方がかなりいいってところですね。

 

はい。というところでテストプリント品をみてもらいました。

やっぱりRaise3Dは80万円のプリンター、「さすが」という感じ

全体的にクオリティは高かったですね。

 

というところでね、今回はここまで。

 

また次回の記事でお会いしましょう。バイバーイ

 

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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