買わなきゃ損!光造形の面倒を超自動化する黒い箱 // Eibos 3D Oceanus

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今日はEIBOS 3Dさんというところから発売される

Oceanusっていう超画期的な光造形の後処理を全部自動化してくれる

箱を紹介していきます!

めんどくさくて光造形をやらなくなってしまった人も必見です!

 

動画で確認したい方はコチラ↓↓

買わなきゃ損!光造形の面倒を超自動化する黒い箱 // Eibos 3D Oceanus

 

EIBOS 3D Oceanusってなに?

どうも、かけるです。

 

今回は何をやっていくかというと

先行で送っていただいたOceanusっていう黒い箱のでレビューしていきたいと思います。

 

KickstarterでEIBOS 3Dさんというところから

クラファンで先行発売されます!

 

先行で送っていただいたのでしっかりレビューしていこうと思います!

この記事を読んで欲しい!って思った方は

こちらのキャンペーンページに飛んで

チェックしてみてください。

 

Oceanusってどういうものかというと

光造形の後処理を自動化してくれて、かつ時短でやってくれるような

便利なグッズになっています。

皆さん光造形って億劫になったりしませんか?

FDM機、例えば自分が普段使っているCreality Ender 3 S1 Proとかだったら

ピって造形開始ボタン押したら自動で作って、

作った造形物をそのままはがして使うことができるので

手軽に気軽に使えますよね。

 

光造形の悩み 薬品の扱いって面倒じゃない?

光造形の使いづらいところって

やっぱり薬品をかなり使うので

薬品の取り扱いというところだと思います。

人体に対して結構有害だったりして扱う時に結構注意が必要・・・

薬品を扱う時は手袋必須で気にされる方だったら

ちゃんとマスクと、保護メガネして

作業しなきゃいけない!

 

あとかなり作業場所が汚れやすいので

掃除が大変だったり、落ちない汚れが残っちゃったりすることも!

 

薬品が揮発性のものなので

必ず換気したところでやらなきゃいけない

この3つが

光造形を「プリント開始するぞ」という時の高いハードル。

「やるぞ」ってちょっと気合い入れなきゃいけない

ポイントだったりするんじゃないかなという風に思います。

 

それのうちの2つを、このOceanusを使えば解消できちゃいます!

作業スペースが汚れにくくなる!

廃液の扱いもできるだけ最小にしてくれる!

 

さらにUVライトの数も今まで使っていた二次硬化機よりもたくさんついていて

二次硬化の時間っていうところも

短縮できるっていうようなアイテムになってます。

これからこういうものが

スタンダードになってくる気がしてるんですね。

光造形のハードル高いというところを

こういうので、できるだけ負担を軽減してよりよい

光造形ライフを楽しんじゃいましょう!

さらに今まで作業が難しそうで光造形に手を出せていなかった方たちも

一歩踏み出す機会にしてもらえたら嬉しいです!

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Oceanusは何を自動化してくれるのか?

時短できて煩雑な作業を自動化してくれる機械だということは

わかっていただけたと思います。

じゃあどういうことを実際にやってくれるのかというところですね。

今までの光造形って造形物をプリントした後に

一次洗浄として軽く筆とかで洗浄液に漬けて汚れを落とします。

そのあとに二次洗浄(本洗浄)として

一般的には洗浄機兼二次硬化機っていうもので洗浄硬化します。

各メーカーさんから出ている

バケツのような液が入った容器にモデルを吊り下げて

回転させながら洗浄する。

洗浄が終わったら、

モデルを取り出してその容器を一旦取り出して

洗浄機にターンテーブルみたいにクルクルまわる

テーブルをセットして、そこにまた造形物おいて

LEDライトを作動させながら

ターンテーブルをクルクル回して

生固まりの状態の、中途半端に固まった造形物を

もう1回、UVライトで固めていくという作業をします。

これが二次硬化ですね。

 

この作業の間、結構モデルを出し入れしたり

容器を移動させるっていう動作が発生します。

バケツみたいな容器のところに

物を入れたり、洗ったものを出したり

廃液もあまり健康によくない液なので

手袋してやらなきゃいけなくて

取り出したものも、まだ固まってなくて

あまり素手で触れなかったりとかする。

 

これも手袋しつつターンテーブルにセットして

とか結構気を使ったり大変だったりするんですよね。

この部分を全部自動化してくれるという感じです!

Oceanusの場合は、蓋をパカッと開けて

造形したモデルを中にポンと入れます。

で蓋します。

付属しているホースを用意した洗浄液のボトルにズボンと入れて

その状態で洗浄、乾燥、二次硬化(UVライトをあてる時間)を

パーっとセットしてスタートを押すだけ!

自動でボトルからウィーンって洗浄液が吸い込まれて行って

勝手に中のブレードが洗濯機みたいに回って自動で洗浄してくれる

洗浄が終わったら勝手に、ホースから排水してくれる。

中の液体を全部抜いてくれて

上についているファンから風がバーっと出てきて自動で乾燥してくれる

乾燥まで完了したら、

最後にそのまま、この中のLEDライトが光出して自動で硬化してくれる

全部自動で、一連の流れ全部自動でやってくれる

その間、手袋をして造形物を液から出したりとか

今までの二次硬化機みたいに手間がかからない!

次に開けたらできてるっていう感じ!

全くそういうところもしなくていい

これスタートしたら全部この中で自動でやってくれる

っていうかなり画期的なものになっています!

 

例えて言うと光造形用の全自動洗濯機っていう感じです。

全自動洗濯機って汚れた服を

ポーンと入れて洗剤入れてスタートしたら

服を洗って脱水して乾燥して出てくる。

それと同じイメージです。

レジンの造形物を入れてスタートしたら水を吸い込んで洗って

脱水して乾燥させて二次硬化までして出てくる!

 

概要をざっくり説明しちゃいましたので、

実際、ものを見てもらいながら、自分的にイマイチな点とかも

解説していきます。

 

ちなみに自分はこの洗浄機を使って 二つ作品をつくってみました。

 

洗い残しとか、二次硬化不足というところも

全くなくて個人的には

後処理の性能は全く問題無いと思っていて

自信をもってオススメできます。

 

Ocianusを細かく見ていこう

じゃあ外観の方へいっていきましょう。

デザインは黒と白という感じで

かなりシックな感じになってます。

蓋が、上部についている感じですね。

蓋をパカッと開けるとこんな感じ。

中にLEDが全周ついています。

蓋の裏には結構大きい乾燥用のファン。

底の方には網がついています。

その下に、洗浄するときに水を撹拌する

ブレードというか、羽みたいなものがついているのが見えますかね。

ちなみにフタを開けると、中にLEDライトがつきます。

こういう親切設計。いいよね。

 

次にUV。紫外線のLEDですね。

側面の各面に2本ずつリボン状のLEDがバーとついてるっていう感じです。

なので側面に限っては360°全周から出る

LEDライトを照射するっていう感じになってます。

 

結構デザインはシンプルでコンパクトにまとまっていて好みなんですけど、

ちょっと作り的なところでイマイチなポイントがあったりします。

蓋を開けた天面の目立つところに気泡が入ってたりとか

ここら辺ちょっとクラックが入っちゃってる。。

機能には関係ない、完全にデザインというところで

もうちょっとこだわって欲しかったなぁという点ですね。

こういうRのところ。ラウンドですね。

丸まっているところの半径が一つの角で統一されてないんですよね。

あとは蓋の部分の白も完全な白じゃなくて

ちょっとクリーム色っぽい白。

ちょっと業務用っていうか、試作機っぽい。

今後の進化に期待って感じですね。

裏側。裏側の下の部分にはホースがついています。

排水用と給水用の二本のホースが付いていて

あと電源のコードが出ているっていう感じですね。

電源のコードは完全にくっついていて抜けるって訳ではない。

ホースは送られてきた状態だとついてないので

ネジ式で手で固定するっていう感じです。

ホースはかなりしっかりしていて

コシがあるので硬めのホースっていう感じです。

なので、後ろにスペースを用意しないと設置は難しそうですね。

ホースの先端はこういう感じで

金属のキャップがついているっていう感じですね。

ホースについては測定すると一番太いところを合わせて

30.5mmぐらいですね。

先端をちょっとずらして28.5mmぐらい。

なので、30mmぐらいの口のある

洗浄液の容器を用意すれば2本スポッと入れることができるので

それくらいのものを用意する必要があるかな。

 

2本合わせて入れるなら31mmよりは大きい径が要るよっていう感じですね。

あと言っておきたいのは

紫外線のUVライトが使われている時は

蓋と筐体の間のインジケーターがちゃんと紫色に光って

パッと視覚的に分かりやすいというのも

すごくいいと思います。

あと個人的にめっちゃ良かったなって思うのが

蓋のタッチ式の操作パネル。

手袋したままでもちゃんと操作できるし反応もすごくいいので

サクサク動いてくれて、すごくいいなと思いました!

 

各機能をもう少し詳しく解説&おすすめ廃液容器は?

それぞれの機能がどういう感じなのかと併せて

お勧めの廃液用の容器をめっちゃ探して見つけたので

紹介していこうかなって思います。

 

洗浄

まず洗浄っていうところですね。

ホースを容器に差し入れて液が中に注入されます。

下についているブレードを回して

水を撹拌しながら洗浄液で洗浄するっていう感じになっています。

洗浄し終わったら、ホースから

先ほどの容器の中に洗浄液をバーッと排水していって

完了っていう機能が洗浄っていうところですね。

洗浄液に関しては、自分は水洗いレジンを使ったので

水道水を使ったんですけど

普通のレジンを使うならエタノールとか

IPAを使うっていう感じになってきます。

自分はIPAは健康被害がえぐいので、

なるべく水洗いレジンを使ってます。

 

普通のレジンを使うんだったら無水エタノールを使います。

みなさんお使いのものに合わせて洗浄液は選んでもらうっていうのが

いいんじゃないかなって思います。

 

液の量は上のタッチパネルで設定できます。

High、Mid、Low3段階で液の量を選択することができます。

最大Highで3Lという液の量になってます。

洗浄液を入れる容器を自力で用意しないといけないんですけど、

3L入る容器っていうのがAmazonでなかなか売ってない。。

さらに排水時に最後に空気が出てくるので

ぼこぼこって液が暴れるんです。

容量が3Lギリギリの容器だと噴きこぼれちゃったします。

廃液なので素手とかで触れないのでこぼれない容量っていうところを

重視してさがしました。

 

今回探した条件としては

まず容器の容量が3L以上のもの、できれば4Lっていうところですね。

かつ、透明なもの。透明なら汚れてきたら日向に

おいて、太陽の光を当てて中に溶けこんだレジンを

硬化させて掃除とかできる。

あとは割れなくて耐久性があるもの

結構3L以上の容器って果実酒をつける瓶っぽい容器が

多くみつかります。

透明で容量がでかくて探している条件に合いそうなんですけど、

落としちゃったりとか物を当てちゃったりとかして

割っちゃう危険があるんですよね。

なので、一応プラスチックのものを探しました。

口空けてホース入れて使いますが、使ってない時は閉めたいですよね。

倒して保管したいし、中の液が蒸発して来たりしちゃうので。

そういうことしないように密閉性があるというところも

探す際のポイントにしました。

あと最後に口がすぼまっているもの

太陽光で溶けたレジンを固めて掃除するっていう話をしたと思うんですけど

その固まった粉をロートや茶こしをつかって

濾したりします。

そういった作業の作業性がいいっていうところで

若干口がすぼまっていて容器の移し替えがやりやすい物を探しました。

一番最初に購入したのが、水飲み用のピッチャーでした。

MAXで3Lくらい入る、ふつうに市販されてるものを

試したんですけど

箱の中に注水するときにHighで設定すると

3Lの容器では、最後まで液を吸えずに

水の量が足りないよ」っていうエラーが出ちゃって止まりました。

なので、できれば4Lは容量のある容器を用意する必要があると思います。

 

4Lくらい容量があると最後に水が残るので、容器の姿勢が安定します

全部水がなくなっちゃうと、ホースのコシがあるので

容器が倒れちゃったり、姿勢が安定しない。

そのまま、自動で工程が進んじゃうので

水が排水された際に、容器が倒れたままで

廃液が部屋にまき散らされてしまう危険があります

 

ということで、3Lの水のピッチャーはNGと判断して、

最終的に探しに探して。。。ようやく見つけました!

スーパーのウォーターサーバーの容器でした!

スーパーで容器を300円とか400円くらいで売ってて

それ買うと、注水機から入れ放題だよっていうようなものがありますよね。

自分の近所のスーパーだと水の容器が大体4Lとか、少ないやつだと3.4Lとか

っていう感じっでレパートリーがありました。

まず、容量がちょうどいい。さらに、透明

密閉できて口もいい感じにすぼまってる

これが自分の中で出したベストな容器っていう感じになってます。

 

今回自分が用意した容器は「マルエツ」っていうスーパーの

水のサーバーの4Lの容器です。

 

マルエツって調べたら関東限定なんですね。

なので、みなさんのお近くのスーパーで

ちょうどいいサイズの容器を探してみてください。

 

ちなみに洗浄の時間は、

蓋のタッチパネルで選択式で設定できます。

0分、4分、8分、12分から選べるという感じになってます。

それぞれの分数で給水と排水を2セットやってくれるっていう感じになります。

例えば、4分で設定したら吸水して2分洗浄して排水して

もう1回、吸水して2分洗浄して排水するという感じです。

 

乾燥

次、乾燥ですね。

排水が終わると、蓋の裏側から冷風が送られてきます。

ファンが回ってバーッと風の力で水を吹き飛ばしつつ、

造形物に風を当てて、造形物の中の水分や

洗浄液の成分を表面とかから吹き飛ばすっていう感じの機能になってます。

この機能もかなり満足いくレベルになってます!

かなり短い時間で乾燥できる印象です。

造形物の下面の網のところはちょっと水分が残っちゃったりするんですけど

上面と側面はかなりいい感じに水気がなくなっていました。

 

この乾燥も0分、12分、15分、18分から選択することができます。

 

二次硬化

最後、二次硬化ですね。

内側にぐるっとあるLEDをモデルに当てることで二次硬化させます。

LEDの数が多いので短い時間で硬化できる

今まで使っていた二次硬化機のLEDはタワーのように1本立っていて

ターンテーブルでぐるっと回しながら360°均等に当てていました。

Oceanusは360°にLEDがついているのでターンテーブルで回す

必要もなく、短い時間で硬化できるということが確認できました。

 

今回私は、SK本舗さんの水洗いレジンを使いました。

これだと6分ぐらいで硬化できました。

表面のベタベタもなくなって、

かなりいい感じに処理することができました。

 

普段、ターンテーブルで硬化するときは

自分の場合、20分~30分かけて硬化させます。

これが、6分ぐらいで硬化できたので、かなり時短

これも選択式で、時間が設定できます。

0分、2分、4分、6分から選べますね。

もちろん、この設定を一番最初にやるんですけど

洗濯0分、乾燥0分で二次硬化の時間だけ設定することで

「二次硬化がちょっと足りないなぁ」というときは

もう1回、二次硬化だけ追加で行うことができます

これも結構使いやすいかなというふうに思いました。

 

最後に

というところで今回は全自動洗浄・硬化機Oceanusの紹介でした!

造形物をポンと入れて、スタートするだけで

後処理を全部やってくれるっていう装置!

これを有効活用することで

光造形の手間とかやり出すための気持ち的なハードル

グーンと下がるんじゃないかなというふうに思っています。

良かったら、気になるっていう人は

こちらのキャンペーンページでチェックしてみてください。

 

超オススメです。

自分はこれから、ほぼこれを使って光造形の後処理やっていくと思います。

じゃあまた次回の記事でお会いしましょう。

バイバーイ

 

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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