【SK本舗10K水洗いレジン】超絶クリア水洗いレジンの使い方を最初からコツまで徹底解説!

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今日は、SK本舗さんの10Kレジンのレビューをやっていこうと思います。

動画で確認したい方はコチラ↓↓↓

これが超絶進化した水洗いレジン /超絶クリア & 超絶解像 // SK 10K水洗いレジン

実際のプリント品を見て!

どうもかけるです!

今回10Kの水洗いレジン超透明という水洗いレジンを紹介したいんですけど。。。

右側が今回紹介する10K水洗いレジンで造形したもの。

『マンダロリアン』っていうスターウォーズのドラマ仕様のナブースターファイター。

左のインターセプターの方が、普通の水洗いレジンです。

どちらも仕上げにUVカットのトップコートクリアーを吹いています。

トップコートを吹く前がこんな感じ。

比較していただくと、このトップコートを吹くことでクリア度が爆上がりしていることがわかると思います。

この10Kレジン、UVによる変色がすごく少なくて黄変が全くない!

しかも細かい造形も得意みたい。

エンジンのチューブダクトのところまで再現できてて、すごく感動しました。

ちょっとレジンとしては、値段が高いっていうところがあります。。。

参考に、比較用に用意した普通の水洗いレジンがコチラ↓

水洗いレジンの造形方法については、こちらで詳しく解説しているので

まだ読んでいない方は、是非こちらもご確認ください。

【初心者必見】水洗いレジンのノウハウすべて無料公開! 造形編

今までの水洗いレジンから進化した?

細かいところまで条件の検証もしていきましょう。

自分はSK本舗さんの水洗いレジンが特に透明色好きでよく使ってます。

今回『10Kの水洗いレジンのが出た』って聞いてワクワクしました。

これも『透明色ネオクリア』です。

SK本舗さんにこのレジンを送っていただいたので

この2つのレジンをいろいろと比較していこうと思ってます。

SK本舗さんの水洗いレジンと10K水洗いがどう変わったのかっていうところ見ていきましょう。

特徴

今回のレジンは名前にもなっている通り『10K』に対応しています。

今まで使っていた水洗いレジンも8K対応なんです。

それと比べても、より細かい造形のディティールの再現ができるようになったようです。

あと、反りにくくなったらしい。

ほかにも数値的なところで言うと

露光時間を短めにできる

レジンを固めるためにレジンバットって言われてる水槽みたいなものに

下から紫外線を当てるんです。

その時間が短いということですね。

その結果、黄変とか変色しにくい

露光時間が長いとその光が余分なところまでレジン固めてしまって

造形物が実際のモデルよりもぷくって太ってしまう。

それによって、細かいディティールが潰れちゃうということがあるんですけど

そういうところもできるだけないように露光時間短めにできている。

こういった特徴のあるレジンっていう感じですね。

従来ののレジンは、ラベルに記載されているのを見るとわかるんですけど、

モノクロ機だと2秒~4秒。カラー機だと6秒~12秒。

露光時間の指定が書いてあるんです。


10Kレジンの場合はすごく短い!推奨がモノクロで1.5秒~2秒。

従来のレジンの推奨露光時間から半分くらいの時間になってますね。

露光時間が短くなるって言うところで、印刷時間も結構短くなりそうですね。

レジン自体の色味

色味だけ確認しますか。

自分が保管していた新品のSK本舗さんの水洗いレジンです。

1回でもバットに入れて使用したレジンは若干変色しちゃったりするんで

使用したレジンは違うボトルで保管してます。

なので、UVの影響を受けてないレジンを少し出して色味を確認してみましょう。

10Kレジンの方も同じようにプラスチックコップにいれていきます。

若干右側の従来のレジンの方が黄色っぽいね。

左の10Kレジンの方が高透明度レジン的な感じの色味ですね。

かなり水っぽくて若干青みがかってる。

高透明度のレジンもちょっと青みがかってたりとかするレジン多いんですけど

これもそんな感じですね。

透明度も最初からかなり高いですね。

上から見るとこんな感じ。

とろみも左の10Kの方が、シャバシャバしてる感じがする。

一般的な普通の水洗いレジンの方がトロっとしてるような感じですね。

二次硬化の方法

自分は今まで水洗いレジンも基本的に水中二次硬化をやってたんです。

SK本舗さんに相談したところ、

UVによる変色を防ぐんだったら半透明のビニール袋に入れて二次硬化させた方がいいよ

って話を聞きました!

今回はその方法で全部やってます。

イメージとしては『肉』らしい・・・

肉って強火でガンガン焼いちゃうと表面だけ焦げて中は生ってことになる。

そうならないように照射するUVを弱めて中までゆっくり弱火で火を通すようなイメージ。

そうすると変色しづらくなるらしい。

プリントしてみて実際、黄変してない気もする。。。

ちょっと比較しなきゃわかんないから今後、その辺も検証していきたい。

プリントクオリティ

じゃあ実際に印刷したモデルを比較していきましょう!

まずはベンチマークモデルの比較からやっていこうと思います。

こんな感じですね。上が10Kレジンで下がノーマルの水洗いレジンのクリア。

露光時間を左からだんだん長くしています。

一番左が1.7秒で1.8秒、1.9秒、2秒で一番右が3秒ですね。

下が同じ3秒の露光時間で普通の水洗いレジンで造形したものです。

もうちょっと拡大してみてもらおうかな。

じゃあまずは露光時間1.7秒

ちょっと造形も崩れがちかな・・・

お世辞にも綺麗とは言えない。ブラシのところも全然造形できていない。

次、露光時間1.8秒

ブラシのところが造形でき始めました。

右側のところ、ちゃんとツンツンしてる。

造形も結構綺麗なんじゃないですかね。

使ってるプリンターによってこの辺のクオリティって変わってくると思うんですが

自分の使ってるGKtwoの8K機種だと1.8秒以上の露光時間は取ってあげた方がいいかな

お次露光時間1.9秒

これも造形かなりかっちりしててかなり綺麗かな。

ちょっと1.8秒だとマージンも少なすぎるっていうところもあるので

余裕見て1秒ぐらいでちょっと露光時間長めにした方が気持ち的な安心感もある。

自分はね1.9秒ぐらいがちょうどいいかなと思って

この条件でマンダロリアンのナブースターファイターN1もプリントしました。

あとは露光時間2秒との比較ですね。

この辺からはあんまりもう造形クオリティも変わらない気がする。

あんまり変わってるところは感じなかったですね。

色味も露光時間がコンマ1秒長いんですけど黄変とか変色っていうところも気にならないですね。

マージン取りたいっていう人は露光時間2秒ぐらいで設定してみてもいいかもしれないですね。

露光時間3秒と1.9秒の比較も一応してみましょう。

色の変色も気にならないし、プリントクオリティも変わっている気がしないですね。

普通の水洗いレジンと比較してみましょう!

右側が普通の水洗いレジン。

やっぱ全然違うね。普通の水洗いレジンってすりガラスっぽくなっていますね。

あんまり透明っていう感じしないんですよね。

もちろんトップコートとか仕上げすると透明にはなるんですけどね。

あと透明度、色もやっぱり黄色っぽくなるんですよね・・・

前にも紹介した後染めする、染める方法とかで結構目立たなくしたりもできます。

透明感もトップコートとか仕上げするときれいになるので

その方法っていうところも気になる人は動画見てほしいですね。

普通の状態だとやっぱSK本舗さんの10K水洗いレジンの方が、

透明度もデフォルトで綺麗だしすごい雲泥の差って感じ。。。

プリント条件

今回たどり着いた印刷条件を記載しておきますので、

是非チャレンジする方は参考にしてみてください!

【印刷条件】

光造形機:Unifomation GKtwo 8K

レイヤー高さ:0.03mm

初層の数:30

露光時間:1.9s

初層の露光時間:25s

リフト高さ:2.5mm

初層上昇速度:60mm/min

上昇速度:100mm/min

【2次硬化条件】

二次硬化機:

ベンチマークモデル→SK本舗 二次硬化機DIYキット

スターファイター→Creality UW-01

硬化時間:3分

仕上げ

最後は普通の水洗いレジンと10K水洗いレジンそれぞれ造形したままの状態から

トップコートしたものを見てもらいながら終わりにしていきたいと思います。

↓↓トップコート前

↓↓トップコート後

マジで10K水洗いレジン。すごくいいレジンっていうことは間違いない!

造形もめっちゃ綺麗になるし、透明度も素晴らしい。

黄変っていうところも、若干はするんですが

自分は気にならない程度っていう感じ!

本当に高透明度水洗いレジンっていう風に謳ってもいいぐらい。

ネックはやっぱ価格だよね。

なので、ここぞっていう時の造形に気合入れて使うっていうのがいいんじゃないでしょうか。

SK本舗さんってちょこちょこセールとかもあるので

セールで狙ってみるっていうのもいいかもしれません!

気になる人はチャレンジしてみてください。

じゃあまたー

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kakeru

エンジニア歴10年以上! モノづくりの楽しさをみんなに伝えたい! ねこべやの片隅から3Dモノづくりや猫DIY、お役立ち情報などを 週末の金~日にかけて動画投稿中
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